webライターとして仕事をはじめる上で、一番最初にぶつかる壁は何だと思いますか?私は、文章が書けないではないでなく、案件が獲得できないでした。
そこで、今は高確率で仕事獲得できる私なりに見つけた、3つのコツをご説明します。実践した結果、数十人ほかの提案者がいて募集中でもすぐに採用されるようになったので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
案件の獲得に必要なものとはなんぞや?
ライターの悩みとして最初に抱えがちなのは、「最初の1件がなかなか獲得できない」ではないでしょうか?募集に応募していても、大勢いるライバルの中に埋もれてしまい、選ばれないことの方が多くなっていませんか?
なかなかまともな文字単価のものに採用されず、とりあえず実績をと思い、一番最初にやっと獲得できた文字単価は0.3円という格安。0.3円でなんとか獲得できた自分に、「1円なんてどうやって獲得するのだろうか」と悩んだことがありました。
しかし、気付きました。実は3つの大切なポイントを押さえると、案件獲得は難しいことではないのです。
今回の解消したいお悩みは
・webライターとしてどうやって案件獲得できるかわからない
・採用されても低単価ばかりで1円以上に手が届かない!
です。
初心者が案件獲得に必要なもの!3つだけ揃えよう
初心者だった自分が、文字単価1円の案件を獲得するのに必要だったものは大きく分けると3つに絞られます。
この3つについて、私なりに説明していきます。
提案文作成前の準備【執筆実績を作る】
自分が仕事を任せる側の人間になってみてください。顔も見えず、実際には何をやっている人かもわからない。そんな人に仕事を任せるとなると、何を頼りに任せたいと思いますか?
必要なのは、こんな文章を書けるという指標ではないでしょうか?案件に応募する際に必須になるのは、自分の執筆実績です。
ここからは更に初心者向けに執筆実績ってどうやって作るの?という人と、そもそもライターとしての仕事を始めたばかりで文章なんて書けないよ!という人に向けて説明していきたいと思います。
既に執筆実績がある人は、この章は飛ばしてくださいね。
【超初心者ライターの入門編】まずは3つの選択肢から選ぶ
執筆実績のない人は、実績作りをするのに大きく分けて以下の3つの選択肢から選びましょう。
- noteで実際に文章を書いてみる
- 自作のブログを作る
- テストライティングを素直に受ける
それぞれを詳しくご説明しますね。
noteで実際に文章を書いてみる
一番手軽にできるブログ記事のサンプルとして、今一番注目を受けているのがnote。無料で始めることができ、1ページから何文字でも作成ができます。
noteには、フォロー機能やハート機能などがあります。そのため、この記事がいいと判断されれば、Twitter(X)などのフォロワー数も関係なく、記事が拡散してもらえる可能性も高いです。
最初の売り込み用のツールとして、SNSと合わせて運用するライターが増えています。
自作のブログを作る
次におすすめしたいのが、私が今やっているような自作のブログを作成することです。実績を作るだけならば、無料ではてなブログなどからでも作成できます。
収益化を目指したいならば、初期コストはかかりますが有料のサーバーを利用して作成してみるのも良いでしょう。
ブログを作成すると実績を作成できるのもありますが、おまけで良いことがたくさんあります。一例を挙げると、入稿作業について一通り理解ができることです。また、公開後の分析なども自分で行えます。
応募する際にも「Wordpress入稿が可能です」とアピールできると、プラスαの自分の価値として売り込めますよ。
テストライティングを素直に受ける
上記の二つの方法がまだハードルが高いと感じるのであれば、テストライティングを素直に受けてみるのが一番。
テストライティングで作成した記事は、著作権が応募元にならない場合もあるので、自分の執筆実績としてストックをしておけるところもおすすめの理由です。
テストライティングでもしも落ちてしまった場合には、可能なのであれば文章のどの点が気になるのか、なぜ落ちてしまったのかなどを確認しておきましょう。かなり勇気は必要ですが、執筆実績のレベルを上げられます。
ちなみに、クラウドソーシングでの無料のテストライティングは禁止されていますので、求められたときは拒否してくださいね。
【超初心者向け】そもそも文章書けないよガタブルって人がまずできること
初心者ができること①タスク形式の案件から取り掛かる
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングのサイトには、いくつかの発注形式があります。初心者におすすめしたいのがタスク形式の案件です。
タスク形式の特徴は、以下になります。
- 1件で完結するので最初の実績作りとしても取り組みやすい
- 100字程度のアンケートのようなものからあるので長文が不安な人もOK
- 文章レベルがあまり求められていないので、執筆するハードルが低い
つまり、タスク形式は最も手軽にできる執筆活動ということです。執筆内容から想像して、実際の記事になるまでをイメージしておくと、タスク形式ではない案件を受注する時にも役立ちます。
初心者ができること②人の書いている文章をガン見して吟味して真似する
とにかくノウハウを入れたい人にオススメなのは、人の書いている文章をガン見することです。ただし、見る文章について注意をしなければいけません。
選ぶときには、書きたいジャンルや文章のテイストがイメージと一致する人を選ぶようにしましょう。自分の執筆できそうなジャンルとペルソナを意識して記事を見ると吸収しやすいです。
ペルソナとは、簡単に言うと読んで欲しいターゲットです。例えば、政治的内容の書いてある新聞社が発行しているニュース記事。これは、大体が30代以上のサラリーマンですね。
ですので、難しい漢字や熟語が多く、学がある人が読みそうな文章になっています。逆に、ファッション関係だと専門のカタカタ用語が多く、フランクな印象です。服のジャンルにもよりますが、10代~20代女性のターゲットになります。
自分の書きたい内容をまずは見つけ、その中から理想とする記事を探しましょう。余裕があれば、読むだけではなく真似して執筆してみると文章の練習になりますよ。
初心者ができること③知識をインプットするためにまずは本を買う
文法や文章の書き方などがそもそも不安な人もいますよね。文章の書き方についての知識をインプットする一番手っ取り早い方法としてできるのは、ライター向けの専門書を購入することです。
ノウハウ本はさまざまあります。なかでも、ベテランライターが執筆している文章を書くときに悩みがちなことを解決する本などは文章が上手いので頭に入りやすくておすすめです。一例として、頭の悪い私でも文章の書き方について理解できた本「10倍速く書ける超スピード文章術」を紹介します。
- 1件で完結するので最初の実績作りとしても取り組みやすい
- 100字程度のアンケートのようなものからあるので長文が不安な人もOK
- 文章レベルがあまり求められていないので、執筆するハードルが低い
こういった本を読んだだけでも書ける気持ちになれます。特にライターとして書くことへの苦手意識がある人は、まずは書籍を読んでみても良いかもしれないですね!
案件獲得への道2【私に任せてください!】という根拠
案件獲得に必要なこと2つ目。それは、私に任せてくださいという根拠をクライアントに伝えることです。ポイントは以下の3つです。
紹介文はクライアント様へのラブレターですよ!
クライアントを初めての人だと思わず、好きな相手だと思ってみましょう。
初めて出来た好きな人に自分をアピールする電話もできない、直接会うこともできない(そもそもそんな状態で好きになるのかの疑問は置いといて)。そんな状態の時に何を使いますか?
そう、ラブレターですね!
クライアントへの紹介文は、ラブレターと同じと思って執筆するのが基本だと思っています。
数打ちゃ当たるは論外ということ
コロナ関連で在宅ワークに注目が集まっている昨今、とても応募件数が増えていますね。気持ちが焦ってしまい、紹介文を全てコピー&ペーストで送っている人が多いのが実情です。
クライアントから見るとコピー&ペーストは一発でわかります。そして、送ってくる人を採用する人はそうそういません。応募が少ないならまだしも、応募の多い状況で真っ先に振るいにかけますよね。
いくら案件獲得ができないから焦っているとはいえ数打てば当たるというのは大違いだと思います。
私はこの案件にどう関係がある人?
次に必要なのが、案件との関係性をクライアントに提示すること。要するに、応募する案件に対して、専門性、特別感があるのをアピールするのが必要です。
例えば、恋愛記事に応募するとします。多くの人が体験することですが、専門性も少なく書きやすい内容です。ようするに、初心者激戦区です!
さらりと、
私も多くの恋愛を経験しました。
と書いている人と
過去に遠距離恋愛を6年経験しており、近距離で2年、その後同棲を開始しました。遠距離恋愛の際には悩みもありました。長期の恋愛は順風満帆ではなかったですが、乗り越えて同棲に至っております。同じ悩みを持っている多くの人に伝えられるものが多くあると自負しております。
と書くのであれば、どちらのほうが説得力あると感じますか?
自分が経験しているジャンルであれば、どんな体験をしているかはイメージが涌くように伝える。冗長過ぎるのは考え物ですが、具体性があるように書きましょう。
クライアント様へ何が提供できますか?
応募するときに、自分がクライアント様に何ができるのか考えていますか?初心者だから何もないではなく、何かできないのかを考えるようにしましょう。
メディア様であれば、画像選定ができますとか、Wordpress入稿が出来ますとか。募集内容で範囲がはっきり書いてあっても、一応伝えるくらいのものでいいので書くだけ書きましょう。
ただし、+αで仕事を請け負うときは、作業量が膨大な場合には単価交渉はするように。最初はいいのですが、継続していくと金額が上がっていないと勿体なく感じます。
案件獲得への道3【応募案件への理解】
このクライアント様は何がしたい人?
募集文からライターに求めることを想像するのも大事です。クライアント様が何をしたいのかをイメージしているのが伝わる1文を入れるのも、人と差が付くポイントのひとつ。
ゴールとしているのは何か?(PVか、商品購入かなどの具体的なもの)
どのターゲットに向けているのか?
記事を提供することでメディアにどんな価値を感じて貰いたいか?
このようなポイントを自分なりに考えて、その目的に向かって一緒に頑張っていきたい心意気を追記できると良いと思います。
ずる賢い初心者歓迎案件には要注意!
案件ゲットに急ぐ初心者に気を付けて欲しいのが、初心者歓迎!と募集タイトルにはっきり書いてある案件です。
勿論、1からライターを育てようと思っている募集主もいるかもしれません。変に別の記事でのルールに慣れている人より、まっさらな人を育てるほうが早いケースもあります。
しかし、初心者歓迎の案件には、初心者で何も知らないのを良いことに、自分に利益のあるようにことを運ぼう、利用してやろう、のような黒い思惑がある場合も多いです。
落とし穴がないかは必ずチェックしましょう。
最後に一番大事なものは…
ここまでに大事なポイントについて3つ書きました。最終的に大事なものは、応募する案件に対しての熱意じゃないかなと私は思います。
どれだけ案件がゲットしたいのか?その熱意が伝わる文章であるほど、採用率は上がります。
適当に書いても案件はゲットできません。応募文に誤字脱字がないか、本当に伝えたいことは伝わっているのか、募集条件の提示されたものは漏れなく記入しているかは必ず読み返して確認しています。
最初が大変だからこそ、1件獲得できたときの喜びも大きいです。ラブレターのような提案文を書いてクライアント様へ愛を伝えましょう!
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