仕事を辞める前に考えて欲しい私の転職実体験、「楽になる保証はない」事実

迷える子羊の同志の皆さまこんにちは。ブログ管理者のさかのん(@sakanonnon01) です。

今回は、仕事辞めたいシリーズ第2弾、仕事を辞めたいと考えており、でも実際に辞めてどうなるのか?ということです。この記事は、辞めたいと思っている人に、改めて自分の意志で辞めるかを決めるために読んで欲しいです。

目次

仕事を辞めたいときの周りの反応は退職に「NO」は言わない

辛い感情に任せて辞めることは簡単です。逃げれば終わるので、楽になります。

楽になると思ってますよね?

転職したら新しい環境でやり直せると思ってませんか?

はっきり言います。転職をしても、同じ苦しみをループする人もいます。辞めないほうが良かったと思っている人もいます。私は、最初にいた約8年の店長時代が、苦しいけれど一番良かったと思っています。

今の選択を後悔しないのは、転職後苦しい状態になってもそばで支えてくれたひとがいたからです。いなければ、本気で前の会社に戻りたかったです。

今回の解決したい悩みは

皆、仕事が辛いと伝えたら辞めるべきと伝えてくれている。でも、辞めて本当に大丈夫なの?楽になれるの?

です!

この記事を読んで、知って、考えて頂きたいのは以下の内容です。

  • 仕事を辞めたあとの実際に辛かった体験が知れる
  • 自分の中の仕事を辞めたい辛いことの整理の仕方がわかる
  • 変えたあとに繰り返す辞めたくなる危険度の高いものと対処法がわかる
  • 自分の意志で仕事を辞めるか、続けるかの判断ができるようになる

辛いから仕事を辞めたいと話したとき、今の時代は団塊世代の厳しさと違って、大体の人は甘えではない、辛いなら逃げてもいい、って言ってくれます。

だからこそ、自分で考える材料が必要です。

辞めたあと、もしまた辛い目にあってしまったとき、「あの人がこう言ってくれたから」と後悔しないためにも、最後まで読んで欲しいです。

仕事を辞めて転職した先で実際に辛かった実体験

転職は「職種が異なっても」丁寧な育成はあまりして貰えない

新卒と、転職の大きな違いは、「前職で培った経験がある」ということです。これが意味するのは、転職先で、満足な育成をしてもらえない可能性です。

転職先では、即戦力を期待されているので、丁寧な研修やOJTがほとんどない状態で、実践を強いられます。私の場合の転職は、「販売職から営業職」への職種変更でした。

転職したあとはどんな相手・状況でも「自主的な質問」が必要な辛さとの闘い

転職した人は、自分で全てを質問していかなくてはいけません。そもそも、転職者を募集している職場というのは、人手不足なのが多いです。

つまり、育成をする余裕がない職場において、自分から声を発し、なおかつ要点をまとめて質問しないといけないということ。相手は、時間がない上司なので、質問も上手にしないとイライラされます

私の職場では人数やキャリアに関わらず、前年の業績を超えることは必要でした。会社としては常に成長を求められるので、当然といえば当然かもしれません。

しかし、人員を見てみれば前年のベテランは退職していて、その穴埋めは新入社員の私です。勿論、営業手腕がある訳もなく、皺寄せは上司に。業績が上がらなくてイライラしていて当たってくる上司という悪循環。

その上司に、自分で声をかけるのを続けるのは、精神的に辛かったです。

「営業職」に転職したときに遭遇するかもしれない「たたき上げのエリート上司」の大変さ

販売職から営業職へ転職した私が感じた特徴として営業の上司は、たたき上げの人が多いので、出来ない人の気持ちが解らない人も多いです。

営業に必要なのはテクニックもありますが、根性論なところも多いです。「私が出来たのだから部下も出来て当然だし、出来ないとダメ」という考えを持っている人が上司になりやすい。

そして、その上司の考えは「出来ないのは必死さや根性が足りないから」といった精神論を展開する人になってしまいます。

実績は自分で勝ち取るもの、基本的には育ててもくれません

「理想の上司像」が完成している分、余計に新しい上司との関係は最悪だった

私の一番の特徴は、自分が店長だったことです。上司とはこうあるべきだ、という考えが強烈に頭にありました。

私がスタッフに対して接するときの態度や、気を付けていたことは、上司であれば当たり前であり、部下を育てるのは上司の仕事として当然だと思っていたのです。

店長時代に基本的に問題があったときは、大体は自分の責任であり、スタッフに責任を押し付けることなんて考えもしませんでした。

しかし、それは幻想に近い理想でした。転職を2回経験しましたが、自分が当たり前と思っていたことは誰もしてくれません。

叱られるときも理不尽なことも多く、「私が上司だったらこんなこと言わないのに」「もっとこういう風に伝えたらいいのに」と納得できないことばかり。

上司からすると、質問の仕方もわかっていないのに生意気な態度の部下になってしまいます。ポーカーフェイスが苦手だったので、余計に感情が顔にすぐ表れてしまってたんですね。

転職後の上司と良好な関係を築けたのは、ほとんどありませんでした。

職場の雰囲気はもっと悪化した

職場の雰囲気も、自分が店長だったときとは比べ物にならないくらい悪かったです。

仕事中に会話をすることは一切なく、出勤中はずっと黙っていました。上司から話しかけられることは、その日の数字に関してだけ。あとは、ひたすら営業の電話を掛け続け、通話が繋がったときのお客様だけが唯一の会話の相手でした。

上司はというと、営業成績が良い人とは普通に会話を楽しんでおり、楽しそうな会話の声が胸に痛かったです。

転職後に私が陥ったのは「私はやっぱりダメなんだ」という自信喪失と毎日の涙

前職である程度上手くいってから、次のステップとして別の職種を選択したので、やっぱり多少なりとも自分に自信はありました。

次のところではもっと人間力を上げて、営業成績もトップになって、お客様に喜んでもらおうと理想を思い描いていました。そもそも、営業職自体に理想を描き過ぎだったのですが…何かしら魅力があると思ってはいたのです。

ですが、フタを開けてみれば営業成績も伸びず、上司との関係も上手くいかずの苦難の日々。

ろくに商談も取れず、人間性まで指摘されて、職場でも誰とも話せない日々が続き、毎日帰ってから自分の不甲斐なさに涙を流す毎日。

私は、前職の店長職のときに、様々な困難を乗り越えて積み上げた自信を、転職後には全て失っていました。

妥協したくない仕事条件の整理の仕方

自分は何が一番辛いのかをひたすら書き出す

私の例はあくまで例として、こんなこともあるんだ、ふーんぐらいで構いません。今この記事を見ている方は仕事を実際に辞めたいと思っている方なので、自分の中の辞めたいポイントがあると思います。

まず、辞めたいと思っている自分の中の辛いことを整理して、それをどう改善するかを考えていきましょう。

私が悩んだときに実際にしている方法をご紹介します。

その方法はとてもシンプルです。ひたすら嫌なことを書き出していきます。

次に、その書き出した項目に全てなぜ?何が?を繰り返します。

大体の場合は、辞めたい理由は大まかに言うと4つに分類されます。

最終的に行きつくのが、貴方が対処するべき問題です。

書き出すメリットは「辞めたい」にとらわれている状態からの脱却

自己分析などに用いられる手法ですが、悩みの解決にも使えます。悩みの本質が見えてくるので、自分の中で一番嫌だと思っているのは何なのか?が見えます。

この方法のメリットは2つです

  • その問題に対して現状で解決する糸口が実はあるのではないか?という冷静な分析ができる
  • これが嫌だったから、次の職場ではこれを優先しようという、自分の中の優先順位の指標ができる

これも経験ですが、辛いときは、冷静に思考を整理することがうまくできません。とにかく辛い、なんでもいいから辞めたいと、そのことしか意識が向かなくなります。

しかし、そのままただ転職しても、繰り返されてしまうかもしれません。

客観的視点で自分の状況を考えることや、問題の本質を見抜くことは同じ失敗を繰り返さないことに繋がります。

仕事を辞めても繰り返す危険度の高い原因とその対処法

人間関係の悩みは改善されることもあるが、繰り返す確率も高い

退職を考える理由に一番多いのは、職場の人間関係です。これは、職場を変えることで改善される可能性も高いです。

ですが、改善されない確率も高いです。それは、私が経験したように、社会では一般的な状況であり、どこの会社でも起こっている可能性があるからです。

こちらにて退職したい理由についてと、詳しい対処方法をご説明していますので、合わせてご覧ください。

自分にも原因はないのかを見つめなおす

仕事を辞めたい原因を作っているのは、自分にもあるのではないか?と考えることも重要です。

大事なのは、これは自己否定ではないということ。

自分がダメだから、で終わってしまうと自己嫌悪の悪循環です。そうではなく、こういう風に変えるともしかしたら良くなるかもしれない、とあくまでポジティブに考えましょう。

変えられないなら関わり方の違う職種に変える

今の時代は多種多様な働き方があるので、自分が駄目で終わりなのではなく、人との関わり方に工夫ができないかを考えてみましょう。

例えば、上司との関係が苦手な人は、自営業や飲食など、自分が上司になれる仕事を目指す。

一日中デスクに座っているのが苦痛なのであれば、販売職や接客業に変える。

人と話すのがそもそも苦手と感じたら、工場や、自宅でできる仕事を探してみる、など。

関わり方を変えれば、自分がもっと活かされる職場もいくらでもあります

大事な人生を無駄にしないために自分の意志で選択を

色々と辞める前に考えて欲しいことを書いてきましたが、最終的には、転職は「運」です。

大当たりの最高の環境に転職できることもあれば、同じ外れくじを引くこともあります。ただ、転職の大きなポイントは、外れくじを引き続けたときでも、履歴に残ることです。職歴は誤魔化せません

やってみることも経験ですし、失敗したことも経験になります。人生に無駄は何一つないですから。

この記事が後悔のない選択をするために、少しでもお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

現役編集・Webディレクター。8年中古ショップ店長→営業→コールセンター従事中に副業ライター4年を経てSEO・コンテンツ制作会社に入社。アラフォー突入、6年の遠恋の末に結婚。元ライターとして当時の自分が聞きたかったであろうことをTwitterでは呟いてます。

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